ネパール人の男を不法に働かせたなどとして、警視庁は人材派遣会社長や行政書士ら3人を出入国管理法違反(不法就労助長・虚偽申請)の疑いで逮捕し、13日発表した。
逮捕されたのは、人材派遣会社「And MiRAiZ」(さいたま市浦和区)社長の笹原健司容疑者(51)=同区常盤1丁目=と同社の元営業部長高松茂彰容疑者(51)=東京都町田市高ケ坂4丁目=、行政書士の瀧浦健司容疑者(57)=東京都文京区白山4丁目。
組織犯罪対策1課によると、笹原、高松両容疑者は共謀して2018年11月~今年6月、自社で社員として雇った30代のネパール人の男を埼玉県久喜市の食品工場に派遣し、在留資格外の就労内容で働かせた疑いがある。
瀧浦容疑者は2~4月、この男と共謀し、男が笹原容疑者の会社で翻訳・通訳業務をしているとする虚偽の書類を東京出入国在留管理局に提出し、在留期間の更新を申請した疑いがある。高松容疑者は容疑を認め、ほか2人は否認しているという。
組対1課は、昨年10月の時点で、同社に在籍していた外国人の社員68人が資格外活動をしていたことも確認。3容疑者が共謀し、同様に不法就労させていた疑いがあるとみて調べる。
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル